『ソルジャーブルー』バフィ・セントメリー


同名映画の主題歌です。バフィがどんな人かは少し知っていたんだけれど、この歌に関しては、映画のほうが先でした。この映画、凄かったですね。正義ぶってるアメリカは、先住民にどんな事をしてきたのかを『内部告発』したような映画で、話題になったと思います。バフィ自身はインディアンだけれど、そのことについて歌うのはそれ程好きではなかったらしいけれど、彼女のアルバムにはインディアンからみたいろんな社会事象について、歌ったものもあります。この映画の主題歌を歌うのは、ちょっと意義深いものがあったのかも、、、とか思います。


彼女の歌声自体が、ユニークで鬼気迫るものがありますが、この曲も素晴らしい盛り上がりを持っているように思います。特に『Soldier Blue, can't you see that there's another way to love her』(ソルジャーブルーよ、あなた方はもっと他に国の愛し方があるっていうことが分からないのか)というフレーズは今でも充分新しく、胸に応えます。間違いを犯す相手を責めるよりも、もっと前向きな姿勢が、非常な芯の強さをうかがわせて素敵です。