野良猫の摩訶不思議な世界

今日は連休二日目。天気はいいけれど、『それがどうしたっっ!!』の日々は続く。特に予定もなく、買い物に行ったら後はずっと家にいて、みんなで『どっかへ出かけるより『おうちごはん』する方がよほどいいぜっ!!』と言いながら、超簡単メニュー、カレーライスを食った。^^;天気予報では明日は雨で、次の日は回復してくるとのこと。せめて一日くらいはどっかへ出かけようということになっている。子供の日には弁当持っていつものところへ行く予定だ。

夕べもなんだかんだやってるうちに寝るのが遅くなってしまった。朝五時頃、居候ねこのトラがニャアーっ、ニャアーっ、と鳴いている声が聞こえた。彼がうるさく鳴く時は必ずといっていいほど、あの意地悪ネコがいじめにやってきている。俺は眠いけれどほうきを持ってトラの加勢に庭に出た。案の定あのネコが足早に家の裏に回りこむのを見た。このネコ、俺の顔をみるとさっさと逃げていく。でも肝心のトラの姿は見えない。俺はまだ起きるにはちょっと早いし眠いのでまた布団に入った。ウトウトして今度は六時くらいに目覚めた。もう起きようっ!!

あの意地悪ネコがたたずんでいたところへもう一度行ってみた。フワフワしたネコの毛が一杯落ちていた。あらら、これは意地悪ネコの毛??それともトラの?? トラのことが心配になったけれど、まだ出てこない。毎日俺が台所の戸を開けるとどこからともなく出てくるんだけど、、、。俺は洗濯機を回しおいて、コーヒーを飲みながら新聞を読んだ。しばらくして洗濯が終了。洗い終わった洗濯物を干しに庭に出ると、トラが無言でノソノソと歩いてきた。ニャア〜とも言わない。大抵は一声鳴くのに、。よく見ると耳の傍から出血。ひっかき傷があった。トラは体はでかくなったのに、喧嘩はからきしダメなのだ、、。^^;

ネコの世界は不思議だ。この前買い物から戻ってくると、トラとあの意地悪ネコが仲良く縁台に寝そべっていた。この二人そっくりなので、あまり知らない人は見分けがつかないと思う。そんなのが二つダラぁ〜と、、、別に喧嘩をしている風でもなくいた。寄ると触ると喧嘩しているのに、、どーしてっ!!??? 意地悪ネコの方も、俺がほうきで押し戻しても抵抗して家の敷地から出ていかないこともあるし、、。腹が立つと思いっきり叩いてしまうんだけれど、それにも全然懲りた様子もなく、たびたびやってくる。それにこんなに意地が悪いのに誰かが世話をしているようで、決してやせ衰えているわけでもないのだ。

考えてみるに、、、悪いのはトラの方かもしれない。トラがあのネコのえさを食ってしまっているのではないだろうか、、。だからその仕返しにあのネコはやってくるのか、、。トラとそっくりだというのは、この二匹、、実は血縁関係にあるのではないだろうか、、。親子?兄弟? それともネコの習性で、あのネコは俺んちを自分の縄張りと思ってトラを追い出しにかかっているのか、、。あのネコが一番最初にやってきた時俺は虎のご友人だと思って歓待したのがいけなかったのか、、。その時すっかり俺になついて、、、つまりあのネコは飼い主がいて捨てられちまったようで、すごく人に慣れていたのだ、、俺は頭をナゼナゼしたりしていまったからなぁ〜。^^;

トラは今、余程疲れたのか、台所の座布団の上で丸まって寝ている。今夜は家の中で寝かそうと思っているが、外は危険が一杯だと思うけれど出ていきたがるから、また出ていくかもしれない。ネットの情報によれば、家の中の方が安心だと判ればネコも家の中にいるらしいが、トラはおバカだからねぇ〜。^^;ネコにはネコの世界があって、立ち入ってはいけないのかもしれないけれど、トラが我が家にきてもう三年目くらいになるし、ずっと餌をやっていると、なんとなく情も移っちゃって、、。あの動物嫌いのBBでさえトラの心配をしたりするようになった。基本的に『野良猫』であるトラは外が住処で俺んちは仮住まいなんだから、やっぱり野良猫の掟に従って生きるべきなんだろうね、。でも、、でもっっ、やっぱりあの意地悪ネコは許せないぞっっっ!!^^;