選挙運動がはじまる

我が街の市会議員の選挙が今月行われる。立候補者達の選挙運動が過熱化してきた。昨日も立候補者が『よろしくお願いいたします』と頭を下げに、推薦人らしき人を連れてわざわざ家まで来て下さった。我が家の裏には、その人とは別の立候補者の看板が立てかけてあるし、また別の立候補者の後援会に入っておくれよと頼まれて、しぶしぶ名前を書いたりした。^^;おまけに俺は選挙管理委員会の手先で、投票率を上げるため市民の皆様に啓蒙活動をしたり、不正行為は厳に慎もうと牽制したりする役目を仰せつかっていたりするのだ。^^;

選挙は立候補しても投票しても難しい作業を強いられる。

俺は、立候補する人達は自らの政治信念に基づいて、あるいは自らの意思で立候補するのかと思っていたら、これがどうもそうでもないようだったりするのだ。確かに『政治家になって住民のみんなのお役に立ちたい』という強い気持ちで立候補する人達もたくさんいるにはちがいないが、一方で、自分の住む地域をより充実させるために議員を出すというところもあって、その場合は、立候補者本人が自らっていうより、周りの人たちが『お願いしますよぉ〜』と頼んで無理くそ選挙に出馬して頂くって格好をとる場合もあるようだ。

投票する側も大変で、自分の気持ちとはちょっと違って、職場や友人に後援会への入会を頼まれることも多々ある。俺も以前はものすごく純粋で、一人の候補者への投票を決めたら浮気しないと強い気持ちでいたのだけれど、それがどんどん崩れてしまった。^^;知り合いが増えれば増えるほど、選挙の時には、あの人この人と頼まれる。選挙権を持つ家族を一人一人振り分けていたんだが、だんだんそれも人員不足になってきて、ついには、頼まれれば『はいはいっっ』と後援会へ入会しちゃうってなことになってしまって、、。^^;本当はいけないと思いながら、それでもいろんなしがらみがあって、なかなか断れないから仕方なくそんなことをするようになってしまった。^^;こうなると、もし後援会名簿を名寄せするなんてことをしたとしたら、選挙権を持つ人が、実際の数倍いるような数字がはじき出されそうだ。^^;

どこの国に住む人達も同様だろうけれど、自分の政治信条を他人に話すのは、別の状況下で区別されることを危惧してなかなかしないと思う。一杯飲みながら、俺はこの人、あるいはこの政党を支持しているんだけどね、、なんて話が出来るような成熟した人間関係が築ける社会に早くなってほしいものだと強く思う。社長が自民党支持で、そこで働くある社員が表立って民主党支持を言った場合、それでも訂正な仕事の評価のみで昇進できるなんて状況は、、あり得ないぃぃぃっ!!んだろうか、、、。^^;公務員は、そんな規定があるのかどうか詳しくは知らないけれど、『後援会への入会お願いします』と言えば『私たち公務員はそういうことは、、』と逃げる。自分たちはおおいに政治活動をしているのに、こんな時だけ、、と思う。^^;業務時間内に政治活動をしておくれと頼んでいるわけではないんだけど、、。^^;

まぁ〜、なんだかんだ言っても、数年に一回のこと。うんざりしながらもなんとか選挙期間を乗り切ろうと思う。