ギターの練習に精を出す

めっきり春らしくなってきた。(^^)居候ねこのトラは去年の暮れごろからヘンな声で泣き始めたのだが、あれはもう子づくりが出来る成人したネコになった証かもしれなくて、今年の春は『発情期』ってのに悩まされるかもしれないと思いながらわが身を振り返ってみると、俺にも『発情期』めいたものがあると思って我ながら恥ずかしくなったりするんだよね。俺は暖かくなってくるとどうもギターの練習を始めてしまうようなんだ。(^^ゞ

遠い昔は、俺はアメリカンフォークに凝っていて、ジョーンバエズやジュディコリンズを聞いて、とても感動していた。彼女達のまねをするためにバイトしてクラシックギター教則本を買って早速練習を始めたものだ。俺はストローク奏法よりもアルペジオが好きだった。さらにっ、大学ではブルーグラス部に所属した時、ピックを持たされた挙句、先輩から『あーーーぁっ、なんてリズム感が悪いやつだっっっ!!』と怒鳴られたりしたものだから、ますますストロークが嫌になったのだった。

それから何十年も経って、ジョニ・ミッチェルのギターに、、彼女独特のリズム感に開眼。ここ数年はストローク奏法にすっかり魅入られている。俺はジョニ・ミッチェルという人が大好きでギターをコピーしようと必死だったのだが、彼女のギターはオープンチューニングでいったいどうしたらあんな音が出るのか全然わからなかった。長い間考えていたんだけれど、インターネットのお陰で、世界中のジョニ信奉者達がサイト内で『恐らくこうであろう』というチューニング方法を公開してくれていたのを見つけた時は飛びあがって喜んだ。そして実際にやってみると『もうほぼ完璧』なんじゃないかというほどの音が出た。わっはっは。凄いっ!!(^^)ジョニ自身が自分のやり方を公開したわけではないので、一分違わずにってのは無理だし、何もかも判ったところで、それをする技量がなくちゃ、これまた困るわけで、。

でも素人なんだから、これだけの音が出るんだから上等なのだ。(^^)

彼女のギターストロークをマネしてみて、ホントにっ、ジョニは天才だと改めて思った。リズムも面白いし、なんたってギターを逆に持ったような音の出し方が最高に面白い。彼女自身も『ギターはオーケストラ』だと言っている意味が少し判ってきた。彼女はギターという楽器を全部丸ごと使ってしまうのだ。ピックを当てる位置を微妙に変えて、ギターの六弦を最大限に使っている。まぁ〜、こんなことはギター小僧ならばとっくの昔に判っていたことなんだろうけれど、俺にとってはとても新鮮だ。(^^)

俺とBBは音楽が大好きなのに、三人の子供はまったくと言っていいほど無関心。なんでだよぉーーっ!!彼らが無関心な分だけ、俺はガンガンに音を出してやろうと思っている。『うるさいっっ!!』と言われたら、『少し静かにするように、息子達に言っておきますからっっっ!!』ということにしよう。いひひっ。^^;