休日は家人が家事を担当するということになっているので、俺は一日暇だった。台風も通過したことだし、しておきたいことは沢山あるけれど、休日ということもあってのんびりしてしまった。家人が食事を作ると量が多い。作ってくれたものを残すわけにもいかず全部食べると、腹一杯になる。そして眠くなってくる。横になると寝てしまいそうだった。それももったいない話なので無理に起きて、少し本を読んだ。

最近どうも『やる気』が失せている。なんとか元に戻したいと思う。で、取り出したのが大江健三郎の『文学再入門』という本。随分以前のもので、彼がテレビ放送用に用意した原稿のようなものを本にまとめた一冊だった。まだ最初の部分を読んだだけだけれど、ちょっとした刺激にはなった。彼がいうには『本もまた読む時期というのがある』らしい。以前読んだ時には余り理解できなかったりおもしろくないと思ったものでも、年を経て読み直してみると、非常に面白かったり理解出来ていなかった部分が理解できたりと、新しい発見があるそうだ。

俺はノーベル賞作家のいう事に、ポンと膝を叩いたものだ。その通りっ!!昔読んだ本をもう一度再読してみるのはとても意味のある事なんだっ。(^^♪ 俺がブログでやっていることは正しいことだし意義深いことなのだ。彼と同じことを考えるなんて、俺もノーベル賞作家並みなのだっ。^^;(政府役人的拡大解釈或いはデタラメ) 違うところは、彼はそうしたいからしているが、俺は金がないからしているところ。でも結果は同じ。^^;(大資本家的思考或いは資本の奴隷)なんだかすごく嬉しくなってしまった。一番良かったのは、嫌いだった大江の文体が理解できるようになっていたこと。さすがに大先生だわ、、この歳になるまで彼の文章に馴染めなかったなんて、、。^^;この本を買った頃はまだ俺は読むには若すぎたのねぃ。(馬鹿ともいうが、、)

本棚に並んでいる、かつて読んだ本をもう一度読んでみよう。お肌ピチピチに若返る事は決してないが、その時は理解出来なかったことが今は理解できるようになっているかもしれないし、誤解していた事も解けるかもしれないし、、、、そういう変化を楽しむことが、実は本当の若さを維持することかもしれないし、今まで馬鹿じゃないのと罵っていた『死ぬまで青春』って叫ぶ人達のことも少しは判るかもしれないし、、、。(^^)でも、、こういっちゃなんですけど、『死ぬまで青春』はやっぱりないんじゃないのぉ〜、、とかって思うよなぁ。やっぱジジィはジジィだぜぃっ!!だからさっ、みんなで開き直るのさっ、『どこが悪いっ!!』って。そいでもって、みんなであの大江の丸メガネをかけるんだ。あっちも大江、こっちも大江。ぎゃあーーっ、どうして『大江千里』が出てくるのっ????? お呼びじゃないんですけど、、、今は、、。^^;

こうして馬鹿者の夜は更けてゆく、、。もう寝ます。お休みなさい。zzzz〜