台風がやって来るぞ

今日も無事一日が終わろうとしています。幸せぇ〜。(^^♪仏壇の花をしばらく替えてなかったので、菊の花を買ってきた。余った花で玄関にも花を飾った。ずっと気になっていたので、これで気分すっきりで落ち着いた。やれやれ、、。

台風が近づいている。たった今市役所からの放送で、波浪警報が発令されたことを知った。俺が住んでいる辺りは海からはすこし遠いので心配ないかと思っているが、今日橋を渡った時川をみたら、水かさが増していた。今日も一日雨だったし、ここで大きな雨がくると、土砂崩れや堤防の決壊が怖い。

九州や沖縄に住む人達もここで日記を書いているから、ひょっとして俺の書いた事が目に触れて気分を害するかもしれないけれど、ちょっと想い出話。俺ってきっとヘンなんだと思うんだけれど、子供の頃台風は怖いのになんだかウキウキしたことを思いだした。台風の時はよく停電した。風呂に入っている時とか食事中とかにも平気で電気が止まった。あの頃は停電している時間が長かった。そんな時はろうそくを持ち出してきて、仏壇のマッチで火をつけた。ろうそくの灯の中で風呂に入っていたこともある。外はゴウゴウと風の吹く音がして、真っ暗な中で大人達は家の回りにおいているものを、風に吹き飛ばされないように納屋の中や軒下に取り込んだ。

布団の中にもぐり込んだ俺は、ただじっと台風の通過を待つしかなかったんだけれど、その間、怖いけど妙に興奮した。雨と風、時には雷の音を聴きながら、自分は暖かい布団の中にいることがとても幸せでなんとなく安心した気分だった。寒い冬の日に北風を避けたところで、風を通さない暖かいコートを頭からすっぽりかぶったようなそんな気分、、。小動物がさらに小さくなって物影に隠れているような気分、、。自分が深刻な被害を受けることもあるなんて微塵も思っていない、なんとも呑気な気持ちだった。だから俺はぐっすりと眠れた。^^;

今は台風のニュースを聞くとぞっとする。床上浸水や土砂災害の被害にあった地域の映像などをみると、いったいこの後どうすればいいのか途方に暮れる人々の気持ちを想像して、こっちまでうぅ〜んっ、と、うなってしまう。テレビやラジオのニュースはまるでドラマのように人生の途中で終わってしまって、最後の最後まで伝えてくれない。生活は死ぬまで続くんだから、被害者には長い『その後』があるのだ。

子供の頃の脳天気ぶりはいまだ健在だが、少しは大人になったのだから、出来る備えはやっておきたい。