『レインストームとチョークの痕』 ジョニ・ミッチェル

久しぶりにジョニミッチェルの『レインストームとチョークの痕』を聞いた。と言っても全曲聞く事が出来ずに、一番最初の『シークレットプレイス』だけだったけど、、。^^;ジョニミッチェルはいつも新しい事に挑戦している人で、このアルバムも非常に実験的なもの。ボーカルの面白さをジョニなりに楽しんでいるといった感じ。普通、ボーカルというと、バッキングボーカルが面白いとかデュエットが面白いとかだけれど、ここでは歌の途中でメインボーカルがチェンジしたりする。^^;もっと面白いのは、アルバムジャケットもいくつかの曲もカントリーを意識しているようなところがあるということだ。以前彼女のアルバムのライナーノーツに、ジョニはその時の気分を大事にしていて、ロックをしたいと思えばロックアルバムを、カントリーをしたいと思えばカントリーアルバムを作ってみたいと言っていたと書いてあった。ああ、、これがひょっとしたら、ジョニのカントリーアルバムなのかも知れないなぁ〜と思ったりした。彼女が書く曲もますます研ぎ澄まされてきたようで、シンプルなメロディだけれど力強い。音は、いつもライナーノーツを書いている鈴木道子氏がおっしゃるには、ホンの少しだけ時代の先を感じさせるつくりになっているらしいが、俺には随分先を行っているように感じた。短い時間にドォーンという低音からキーンという高音まで使って音の空間を最大限に広げるのは、誰にでも出来るってものではないような、、。^^;このアルバム、ファンの間ではそんなに人気が無いようだけれど、俺は結構好きなんだよねぇ〜。(^^♪