『雨を汚したのは誰』 ジョーン・バエズ

In Concert 1
俺が英語で歌える曲ってのはそんなに沢山ないけれど、その数少ない歌の一つがこれ。(^^ゞバエズもこの曲はお気に入りのようで、スタジオ録音では聞いた事がなくて、大抵はコンサートで歌われたものを拾ってました。オーソドックスな作りの反戦歌ですが、これは日本と深い関係があって、原爆を歌ったものと言われています。こういう社会性を帯びた曲ってのは、当然かもしれないけれど、直接『賛成、反対』というものではなくて、もっとそれについて考えてみようというメッセージがあって、この曲も、直接的な事は何もいってないけれど、核実験によって汚されていく雨、、汚染された雨に打たれながら草は枯れていく、、そしてやがて少年も、、、と、歌っています。以前は雨が降るたびこの歌を思いだしたりしました。現在からは考えられないほどシンプルで簡単なコード進行の歌ですけど、心に残る『いい歌』ほど、この傾向は強いのでは、、とか思います。淡々と歌うバエズの声はなんとも悲しいですけど、時にはこういう曲を聞いて、『はっ!』としなきゃねぇ〜。^^;