男の介護 悩み多様

慣れぬ炊事・裁縫 近所と関係希薄 立命館大など295人調査  家族を介護している男性は孤立しがちで、介護に加え家事にも苦労しているー。そんな実態が、立命館大学などの調査で浮かび上がった。『朝日新聞

http://www.asahi.com/life/update/0119/011.html
いまさら、、って感じの記事だけれど、やっと『男の介護』が陽の目を見てとても嬉しい。(^^♪だけど、別に男の介護に限ったことではなく女性がやっても介護は大変だと思う。どうして『男性』とわざわざいうのかよくわからない。女流作家だとか女教師とはあまり言わなくなったんだから、、。わさわざ、、ってことは、やっぱ『男の介護』は珍しいのか。でも天下の朝日新聞さん、今までだって、妻の介護に疲れた夫が無理心中を図ったなんて事件を結構取り上げていたんだけどなぁ〜。^^;


もう『一般的』とは言い難いかもしれないけれど、今までは、結婚する時は女性は少し年下。で、女性の方が平均寿命が長いとなると、男性の方が先に歳とって女性に面倒見てもらうというケースが多かったと思うけれど、これからはきっと違う。結婚で、必ず女性が年下とは限らないし、結婚しない人達が自分の年老いた両親を介護する機会は今まで以上に増えてくるだろうと思う。そうなると、社会システムも男性だから女性だからという区別を、今頃しているようではどうにも現実に追いつかなくなってくるのではと、ちょっと心配になった。


大學でこういう調査をしてくれるのはすっごくいいことだと思うけれど、その調査結果に基づいて新しいことをはじめても、もう結果が出た時点で、現実の方がずっと先を行っている。逆に言えば、男性のこんな姿を見なければ、『ジェンダー』について深く考え、女性の社会参加だとか会社での待遇を真剣に考えなかったほうがなんだかヘン。介護は、ハッキし言って誰もしたくない仕事だ。それを今まで女性に押し付けてきたことの反省材料としてこの記事を読んだら面白いかも知れない。会社に属している時に付いていた『肩書き』が、隣近所では全然通用しないってことを、やっば男性は気づくべきかなぁ〜。^^; まさかと思うが、介護を女性に押し付けるために、女性の地位向上を水面下で阻止してるってこと、、ないよなぁ〜。あはは。かつてはそんなことを言われたけど、現在でもやっばその男性社会構造はそのままなんでしょうかしら?


炊事や裁縫って、、、。^^;^^;^^; 出来ない人は男性女性を問わず沢山いるのでは?それよりも問題は、年寄りが年寄りを介護している実態をなんとか改善すべきだと思うんだけど、、。俺がまだ中学生だった頃は、看護婦やスチュワーデスの『男性版』になりたいと言ったら、なんだか好奇な目で見られた。でも実社会では、そんな人達が沢山いたんだよね。俺がただ知らなかっただけで、、。きっと数は少なかっただろうけれど、いたんだなぁ〜。俺は根性無しだったから、やっば世間の目が怖かった。医者になれないならば、素晴らしい看護師になろうとか、強く望んだら、今頃は、、なぁ〜んて、考えてしまう。料理が好きっていう男は一杯いるし、服飾デザイナーにも男性は沢山いるし、、、ちょっと早く生まれすぎたかも、、と思う。


男の介護の実態を掴むことそれ自体が目的の調査ならば、それなりに成果あり。でも、『男の介護』というくくり方には抵抗アリ。この結果を、『介護』に反映させるだけではなく、『男性社会の改革』に利用して頂いたら、もっと話は前に進むだろうと、ちょっと期待したりしてます。(^^)