姉歯被告 懲役5年 

耐震偽装 『命への危険 放置』 東京地裁判決  耐震強度偽装事件で、建築基準法違反や議院証言法違反(偽証)などの罪に問われた元1級建築士姉歯秀次被告(49)に対する判決が26日、東京地裁であった。 『朝日新聞

判決、、出ましたね。この人の判決がどうのというより、彼が関わった物件を買った人達の憤り、、というか、、不安を考えると、この判決内容は、、どうなんでしょうかしら?  被害にあった人達のコメントが記事の中にありましたけど、まったくもって同感です。


俺も10年ほど前に家を増築したんですよね。まぁ〜、作業をしてもらったのが地元の大工さんだったので、実際に家を建てた人についてはどうこういうことはないですけど、そこまで至るのに、色々検査とか書類とか、ややこい問題が一杯あって、そのたびに県事務所だとか市役所だとか、そんなお役所が絡んでくるんですよね。で、建築士の方も『許可がないと、、 』って言うし、、。


特に無理無理することもなく作業は順調に流れたんですけど、一連の流れのなかに公的機関が関わる場面って結構多いんですよね。そして、そこがオッケーを出すってことは、俺達施工主にとってもなんとなく、安心する、、、その根拠は曖昧で、、、ただ、公的機関がオッケーを出したから、、ってだけなんですけど、、。でも、安心するんですよね。


普通の人って、俺と対して変わらないんじゃないかと思うんです。建築のブロが、1級建築士という資格を持った人がいうんだから、、例えばデパートにお勤めの人が一体どんな口をさしはさめるって言うんでしょ? 確認するとすれば、やっぱ、公的機関がオッケーを出しているってところで安心したりするんだろうと思うんです。


で、判決が下りたのが、姉歯さん、、。じぉあ、公的機関の判断に対する責任は無かったのかっていうと、おおいにあるのでは? って思ってしまって、被害者の方のコメントに激しく同意してしまいました。やっぱ、この人やこの人の回りだけが責任をとって、後は、、っていうのは、今後、こうした物件を買う人達にとっても、とても不安を残すと思うんですよねぇ〜。


専門家同士の話を聞いていると、、報道された限りだけれど、、割と簡単に『辻褄が合わない数字』を見つける事が出来るそうだし、普通の感覚で書類をみると、『なんかヘン』ってのが、判るっていうような事言ってたかと、、。ならば余計に、県や国の責任に踏み込まないってのが、不思議に思えてきます。これって庶民にとっては大層重大で、お金の掛かる仕事だから、もうちょっと『丁寧』な扱いをして欲しいものです、、。『これが駄目なら、次っ、いってみようっ!』ってくらいならば、まぁ〜ね、、とか思って、自分の運の悪さをしばらく嘆いていけばすむけれど、家を買うって事は、自分の命を代償にしてやる大事業なんだから、その辺り、、わかって欲しいわぁ〜。


家の一軒や二軒、いつでも買ってやるっ、ッつうくらいの金が欲しいけどなぁ〜。いのししに体当たりされたら、地震が来たと勘違いするくらいの家に住んでいると、、せめて『安心』だけでも確かなものが欲しいです。