和歌山県知事逮捕

談合共犯の疑い   収賄容疑も捜査  大阪地検  和歌山県発注工事をめぐる談合事件で、大阪地検特捜部は15日、同県が04年に入札を実施した下水道工事を受注した共同企業体(JV)に知事選で支援を受けた地元企業を参入させたとして、同県知事の木村良樹容疑者(54)を競売入札妨害(談合)の共犯容疑で逮捕した。、、、、11月16日付け『朝日新聞』より

紀伊民報AGARA


この談合事件に関してはまだまだ調査中だろうし、その過程で新しい事実が沢山出て来そうですけど、もういいって感じ、。^^; 検索エンジンを使って資料を集めると、うんざりするほど出てくると思います。日本の新しい首相が決まった時でさえ、こんなにでかでかと新聞の一面に出たかと思うくらい、大きな文字で『逮捕っ』。ありゃりゃ。本当に最初は彼は『私は潔白です。関係ない』と言い切っていたんだよね。俺も少しは疑ってました。そりゃ嘘でしょ? ちょっとはあるでしょ? 関係は、なんて、、、。でもこれじゃあ、大アリだよっ!! それにこの人、ものすごく、、なんというか、、、切れが悪いというか、、逃げ隠れするっていうか、コソコソするっていうか、、。きちんと弁明しないし、どっかへ雲隠れしてしまうし、、で、。最後の言葉が、、『こんな結果になっていまって、県民の皆様に申し訳ない』っていうものなんだよね。なんか、日本語間違ってない? って思うんだ。これだけ明白な事実が出てきても、まだ『他人事』のような言葉遣いがカッチンきます。


日本全国見渡せば、保守的という、ありがたいようなありがたくないような、そんな言葉を頂いてしまう県とか地方とかってあると思うんですが、保守的といってもきっと言葉の温度差っていうか、濃淡があると思うんです。さてっ、和歌山県って、いったいどの程度の『保守さ加減』なんでしょうかね。^^;  一方で『革新的』という言葉もあって、響きはすごくいいんだけれど、中身はなんなのかよくわからないってところ、あります。この木村知事は『革新的な知事』として名を馳せた人達の一人だったんですけどね、、ほんとにこんな結果になって残念です。


ある新聞の記事の中に『革新が保守にからめとられた形となった』という記述がありました。確かに格好としてはそういう構図になってるんでしょうけれど、中身の問題になると、言葉だけが空を漂っていて、肉体を持つ人間の身の処し方が判りません。まるで水と油が一緒に入っているコップの中にいるようで、一つの固体は、そんな中でどうしていいのか、、、ただ気持ちが悪いだけなんですよね。^^; そういう状態を長々続けているのはきっとすべてに悪い影響を与えるだけだと思うんです。先ずはそのコップは、水を入れるコップにするのか油をいれるコップにするのか、決めた方がいいんじゃないかと思ったりします。だから『革新的』な事をするという意味はすごく深くて、けっして短期間で成し遂げられることではなくて、うんと時間がかかるのではと、、。保守を、『保守ではない』という状態にしてやっと革新するスタート地点に立ったというか、、。


実際はいろんな考え方の人達がその過程で『綱引き』をするんだろうと思いますけど、、。


俺の大嫌いな言葉に『既得権益』ってのがあります。この言葉を聞くと、同時に『盗人、たけだけしいっ』という言葉を思いだします。^^; まるで『占有権』を拡大解釈したような行為にはあきれ果ててしまいますけど、そうしたモノを守ろうとする人達は、全体を見る目というのが無いのかしらねぇ〜。俺が大学教育は素晴らしいと思う理由の一つってのは、個人と全体とのバランス感覚を養えるところだと思うからなんだけれど、立派な大學ではそんな事は教えないんですね、、。


人は一人では生きられない。でも一人で生きねばならない。こんな当たり前で明白な事をどうして忘れてしまうのか不思議、、。まっとうなやり方をしないで手に入れたものは、やがて同じように、まっとうなやり方をしない人達の手で奪われてしまうってこと、ありますから、、。^^; 今回の事件が段々明るみに出てきた背景には、なんとなくお互いが『チクリあいしてる』ってところもあるんじゃないのかなぁ〜 なんて、、、あはは。でも、、これでよかったんだと思います。俺の希望としては、今後ももっともっとお互いが密告しあって、すべて白日の元にさらして、虫干しをして、気持ちのいい布団で眠りたいと、、そんなふうに思うんですけど、、まだチクチクして痒いのは、気のせいですね、きっと。^^;