『エリカ』のチョコレートを頂く

今夜英語教室へ行ったら、同じクラスの生徒さんが『エリカ』のチョコレートを持って来て、おすそわけして頂いた。東京は白金台にあるというチョコレート専門店のお品。勿論生まれて初めて口にするチョコレート、、。中にナッツやマシュマロが入っていて、甘ったるくなく、大人のお味。中々の一品でございました。おっほっほっ。シロガネーデの気分でごジャリまする。^^;

チョコレートの味をとやかく言うほど造詣が深いわけではなので、ただ『ウマかった』としか言えないのだけれど、東京は白金台と聞くと、お金持ちの集団がお住いしているところで、チョコレートにだって金に糸目はつけずに色々味見した挙句、評判になってる店なんだから、きっと滅茶苦茶美味いんだろう、まずいと思うのは俺が悪いんだ、、なんて、なんとも卑屈に気分になってしまう。^^;

今夜頂いたチョコレートは、ハートの形をしていた。本来そのチョコは棒状のものらしいんだが、バレンタインの時期にだけ、ハート型のものも出るそうだ。きっと店も素晴らしく綺麗なんだろうと想像する。白金台という所は、聞いた話によると、昔からの地主さん達が住んでいるところで、都心にいくつも自分のビルを持っていて、その家賃収入だけでも大したものらしい。中には左うちわで日がな一日座って暮らしてらっしゃる方々もいるだろうけれど、きっと別に職業をお持ちだろうから、家賃は副収入ってことで、、。わわっっ、凄い、。そんなところにある店だからきっと宝石店のような感じなんだろうなぁ〜。^^;

関西にもそんな場所がある。俺の友人が、金持ちが集まっている場所の『近く』に住んでいたことがあって、ちょっとだけそんな場所を歩いたことがある。あるレコード店に入ると、カントリーのレコードだけしか置いてなかった、。^^; そんなに人通りがあるわけでもないのに、自分の趣味に走ったような店って、経営していけるんだろうか、と余計な心配をしたことがあった。でもよく考えてみれば、売れても売れなくてもいいのかもしれない。ただ経営者は『カントリー専門のレコード店のオーナー』になりたかったから、そうしたまでのことかも、。^^;そして、ひょっとして、カントリー狂いの連中からは一目置かれていたのかも、、。^^;なんだかお友達になりたいような気がするが、第一条件の『金持ちである』ってところがクリアできないから、もーっ、絶対無理、、ね、。^^;

江戸時代の庶民文化があれほど多彩で面白いのは、趣味が昂じたり酔狂が過ぎたりする金持ちがいたからだ、、という話を聞いたことがある。昭和の時代にも、芸者が下駄を履こうとした時足元が暗かった、そうしたら、客が札束に火を付けて灯りにした、という話なども、とっても粋でカッコいい。そんなお金持ちがいるから、芸者衆も地位や金ではなくてその『男っぷり』に惚れるなんてこともあったのだろう。これ、貧乏人には絶対マネできないもんね、いくら粋がっても、、。^^;

チョコレートもカントリーも、もっともっと趣味に昂じて欲しい。そうすれば、もっともっといいものが出てくる。そうすれば俺達貧乏人だって、彼らが醸し出す上質のものの『香り』だけでも味わえる日がやってくる。そして多くの人達が『もっといいものをっ!!』と思えば、貧乏人が金持ちになるチャンスだって巡ってくるってもんだ。もっとも、白金台のチョコレートの欠片を拾い集めて口に放り込む俺みたいな男にはチャンスだって素通りだけど、、。^^;