液晶 カルテルの疑い

日米韓当局が調査   薄型テレビやパソコン、携帯電話などに使われる液晶パネルの販売をめぐり、国際的な価格カルテルが結ばれていた疑いがあるとして、日本や韓国の公正取引委員会など当局が調査に乗り出したことがわかった。公取委 10社に報告命令 『朝日新聞

記事の中で、韓国メディアが『不利益をこうむったアメリカ企業の要請を受けた、アメリカ主導の調査ではないか、、』といってることが紹介されているけれど、これって、、本当かもしれないと思ってしまいます。^^; 液晶を作っている会社の取引先がアメリカの『デル』だったりしたようだから、余計にそう思うんだよね。

でも、カルテルの規模も大きくなったもんだなぁ〜。かつては国内企業で、自身の価格維持のためや利益確保のために、同業者が『カルテル』を結んでしまう、、なんて話はよく聞きましたが、こんな風に日本と韓国が手を結んで、アメリカに対抗する、、なぁ〜んてのは、あはは、、凄いなぁ〜。きっと最初は日本と韓国、ライバルだったのかも??? ^^;

カルテルの怖いところは、究極的には『寡占状態』を作ってしまうってところなんだと思うんです。つまり、その製品を作っている会社が一社だけだとすると、競争相手がいないわけだから、価格はその会社のいうがまま、、ってことになってしまう、。こんな状態はそうそう滅多に出来ないっていう気がするけれど、、つまり、その会社が作っている商品がみんな『欲しがる』ってことがないと、あんまし意味ないって事になるけど、、、ところが、、結構そんなものって身近にあって、、、マヨネーズなんてのはどうでしょ?? ^^;  ガラスはどーよ? , じゃあ、紙は?? わりと身近なところで、、よくよく考えてみれば、マヨネーズを作っている会社ってそんなにパッとうかばないよな。電力会社なんてのは、、これ、、ねぇ〜。^^;

お菓子なんかだと、もうっ、、今度は逆に多すぎて、名前を挙げきれないって感じだし、、。^^;

理想の形としては開発費が償却できた後は、沢山の会社がその世界に参入して、お互い切磋琢磨してよりいい製品を顧客に提供していくっていう姿勢なんだろうけれど、ここが、、難しいところなんでしょうね。それでも、誰かがいってる『既得権益』なんぞをいつまでも抱え込んでいる、、抱え込みたいと思っていると、そりゃあ、先発会社は追随する会社を抱き込んで、、なぁ〜んてこともするでしょう、、。^^;  国の調査って、、あはは、、甘くなりそー、、。そんなこたぁ〜、ないか。^^;

俺、いつも不思議だなって思うのは、コンピュータの値段ってそんなに下がってくれないって事。きっと多くの人達が『あれぇ〜??』みたいな気持ちだと思うんです。新聞の折込広告を見ると、CDプレーヤーとかDVDプレーヤーの値段っ、もーっ、びっくりするくらい、、その性能を疑ってしまうくらい安い値段で売ってるんだね。ところがコンピュータは、あまり値段が下がらない、、。確かに安売りをしている会社もいるけれど、もっと『値崩れ』してもいいのになぁ〜、なんて、コンピュータ関連会社で働く人達のヒンシュクを買うのは承知で、、あはは、、思ってんですけどね、、。これって、、つまりは、こうしたカルテルが小さな部品一つ一つで組まれていて、それが価格を維持してるってことなのかしら??

今回の調査は、韓国のいう『アメリカ主導』っていう見方、、これって正しいかもしれないと思う理由の一つに、企業に対する考え方がみんな少しづつ違ってるんだろうから、そのせいなのかなと思ったりします。日本で『会社』というと、家庭以上に大事ってところがあるし、国も企業を守るって立場がすごく強い感じがするけれど、アメリカって、、企業はもう『金儲け』の一手段に過ぎないわけで、つぶれようがどうしようが、全然お構いなしって感じで、、。自分の立ち上げた会社に値打ちがつくと、さっさとウッパラってしまうところもあるし、、。^^; だからカルテルっていっても、日本では、その企業が潰れてしまったら元も子もないって考えるけれど、アメリカでは、そんなこたぁ〜、知ったこっちゃ無いんでしょうね。^^; 企業の社会的貢献ってのは、いい製品を出来るだけ安い価格で消費者に提供するのが第一義って考えが徹底してるんでしょうけど、、。そうして、コンピュータもティッシュペーパーのように使い捨てていく、、。ああっ、、日本人の俺としては、、、ああっ、、頭、、痛っ!! ^^; 

安くていいコンピュータが欲しいっ!!  けど、、そのために不正や倒産が起こるのは堪忍してくれぇ〜、、とも思うし、、。今後の動向に注目だす。(他人事的結論) ^^;