イラク英兵 最後の恋文

目をとじて 僕は君のそばにいる    若い英国人兵士が、イラクで銃弾に倒れた。戦場に赴く前、彼は婚約者に一通の手紙を残していた。もし僕が死んだら、開封して読んで欲しい、と託して。、、、『朝日新聞
http://www2.asahi.com/special/iraq/TKY200610240281.html

今朝はこの記事読んで泣きました。
俺が大好きでコメント出させて貰ってるブログがあるんだけれども、そこでも関連した話題が提供されてたこともあって、ちょっと感動してしまいました。ほんとに、、この手紙が開封されることになってしまって、、もう、ご冥福をお祈りするしかないんだけれど、、。彼はまだ22歳だったそうで、、。イラク戦争については色々意見があって、軽はずみな言動は慎まないとって思うけれど、こんな記事を読むと、武力行使ってのはどんな時でも、、やっぱりいけないのだと思います。ブログには、アメリカ人の多くがイラク戦争には反対で早く撤退の日を明確にすべきだと考えているという調査結果が載っていました。多くの犠牲者を出して、その挙句、一体ナニを得たのか判らなくなる前に撤退すべきなんだよね。そうしないと、若い命がどんどん失われていくようで、、。

この前ラジオを聴いていたら、『日本はもっと自衛隊を派遣して、積極的に世界平和に貢献すべきだ』とアメリカの誰かが言ったっていう話を伝えていました。これって、ひょっとして、日本に軍隊を持てということなのかしら? と思いながら聞いてましたけど、、。国会でも自衛隊武力行使に対抗できるよう法律を変えようという動きがあるようで、、。この議論はとっても難しくて、すぐに答えが出るというものではないと思うけれど、どーも政府は急いでいるような気がして、、。そうなると、この若い兵士の身の上に起こったと同じ事が他の人達にも及ぶわけで、、。

この恋文がとても率直で具体的なので、余計に胸にこたえたんだろうと思うけれど、個人に対して起こる事は、世界から見ればちいさな事かもしれないけれど、起こった『個人』にとってはそれが『世界』と同じほど大きなことなんだから、この辺りのことをしっかりと考えていかないといけないんだろうなぁ〜。大抵の場合、『大』を大事にする人達ってのは、自ら『小』になろうとはしないもので、日本の国防はどうあるべきかという話は、きっとこの兵士の手紙のように、率直で具体的な内容でなければならないんだろうと思ったりします。そしてそれは、若い兵士達の血を吸った桜の花びらのように『はかないもの』であっては絶対にいけないし、もしそんな桜の花びらが舞い散るような国防を『美しい、、、』なんぞと呼ぶならば、ちょっと違うんでねーのっ、って言わないとイケないんだろうね。誰だって『花見をする側』にいたいんだし、一瞬だけ見られて、後は雨に打たれて醜くドロにまみれる桜の花びらなんかにはなりたくないもんね。

やになってくるような事件ばかりが起こって、こんないい話は滅多にないけれど、それが『死』と絡んでいるのがなんとも悲しくてやり切れない。若い恋人達がこんな形で引き裂かれるのだけは、もう止めにしたいと思う。