ラジオ向き、、でしょうか、。^^;

有名人になって嫌な事は沢山あるけれど、森山良子さんにとって、こんなアルバムジャケットを作ってしまった事は、後悔してもし切れない出来事だったかもしれません。^^;凄いですねぇ〜。ナニがって、、その、、。^^;画面全体から溢れるなんともいえない『ナニか違うやろ、』のオーラ、。^^;アルバムは恐ろしいほど素晴らしいのに、これじゃあ売り上げに影響が大いに出るって心配は、当時の人達はしなかったんですね。^^;俺はしっかり大事にこのアルバム持ってますよ、森山さんっ。(^^♪ あるラジオ番組で彼女自身が話していたことです。彼女があるレストランで食事をしていたら、となりの席の人の会話が聞こえてきたそうです。『森山良子ってブスだよなぁ〜っ!!』というフレーズがしっかり彼女の耳に、。その時彼女はどうしたのか知りません。天は二物を与えずというけれど、まぁ〜、それを証明したような人ではあります。けれど、このジャケット、逆に言えば、このアルバムをよく表現しているとも言えます。というのも、このアルバムを聞いたあとでジャケットを見ると、彼女ってひょっとして可愛い人かもしれないと思わされるからなんです。当時はきっとジャケットを見てレコードを買うのではなくて、ラジオで彼女の歌声を聞いた人が買ったんでしょうね、。俺の大好きな『真白き富士の嶺』を聞いた後では、森山さんの印象、、違いましたもん、、。

このアルバムは彼女がまだ18歳くらいの頃作成されたものだと思います。天才ですね。A面は日本語で、B面はすべて英語で歌われています。基本的にはフォークですが、取り上げられている曲は日本の小守歌からミュージカル曲まで幅広く選曲されています。ギターとベースという非常にシンプルなバックにして彼女の声の美しさを前面に押し出した感じに仕上げられています。特に圧巻は最後の『サムウェア』。これはもう最高です。素直な歌唱が、若者達の未来を夢見る心情を見事に表現していて、聞けば聞くほどいいです。表現力がどうとかっていうけれど、若い時にしか歌えない、というか、、きっと今はもっとずっと上手く歌える人だと思うけれど、でもこんな瑞々しさはないだろうと思います。見た目の若さもいいけれど、こういった精神的な若さを感じさせる歌は、自分が歳をとるとますます良くなってきて、、。やはり天才ですな、彼女は。