別のブログサービスで、俺が持っているレコードとかCDとかを整理した。大体持っているものについては終わってしまったので、今度は一つ一つの曲について、自分の感想なんかを書きなぐっている。自分の好きな事を書くのは楽しいものだ。それほど苦労しなくても次から次へと言葉が浮かんでくる。書いている内容にはまったく信憑性はない。でもプロの評論家の方々でさえ、間違っている事は多々ある。俺の大好きなジョニミッチェルが生まれたところは、ある人はサスカッシュワンだといい、ある人はアルバータだという。彼女は優れたミュージシャンであると同時に素晴らしいイラストレーターでもあるけれど、美術学校を『卒業』したのか『中退』したのか、俺ははっきりと知らない。^^;そんなことはどうでもいいことなんだけれど、情報にこだわる人達にとっては充分に大きな問題に違いない。情報は刻々と変化するものだけれど、こんな変化のしようがないものでさえあやふやである。だから、ど素人の俺のいう事が間違っているとしても、まぁ〜、大目に見て頂くということで、、。あはは。^^;(誰にいっているのか不明)

俺が生まれて初めて買ったレコードは、森山良子さんの『禁じられた恋』だった。なにがよくて彼女のレコードを買ったのか、、。俺は今と同様、当時も貧乏だったので、どうせ金を出して買うのならば、払う金に見合った、いやもっと見返りが大きいものを買おうとしたんだろうと思う。^^;流行りすたりの激しいものに金をだすなんて馬鹿げている、という考えが根底にあったんだろう。俺は彼女のレコードを買って、充分過ぎるくらい元をとったと思っている。音楽は元々好きだったけれど、もし彼女に出会わなかったら、その後素晴らしいミュージシャン達に出会うことはなかったと思う。

『禁じられた恋』は大ヒットした。森山良子さんはこの曲で新境地を開いたとも言われている。というのも、彼女は『日本のジョーンバエズ』と呼ばれたフォークシンガーだった。けれど、もっと以前はカントリーを歌っていたようだし、彼女の父親はジャズ界の人だったようだから、彼女もきっと小さい時はジャズを口ずさんでいたんだろう。当時のライナーノーツによると、声楽も勉強していたらしいので、まさに歌謡曲は『新境地』に違いない。この曲が出た頃は、彼女はもうすでに充分なキャリアを持っていたのだった。

で、なにが『新境地』なのか、、ということだけれど、それはジャンルだけではなくて、彼女の歌いブリにも表れていた。俺はすっかり彼女が好きになって、彼女のアルバムを集め始めたんだけれど、デビューアルバムをきくと、年齢的なこともあると思うが、確かに歌謡曲ッぽい歌い方をマスターしていた。歌なんてどれもこれも同じだと思っていたけれど、歌謡曲には歌謡曲の、カントリーにはカントリーの、、というか、、それらしい歌い方ってのがあるんだねぇ。とにかくそれ以後、俺は彼女のレコードのライナーノーツに書いてあった、『彼女が影響を受けた歌手』というのにも興味が湧いて、その人達のレコードも聴き始めたのだった。